rust 実装のLSPクライアント lsp-proxy が凄く早くて良い
December 7, 2025
本記事は Emacs Advent Calendar 2025 の7日目です。 はじめに # emacs から LSP を使うための client 実装はいくつかある。 lsp-mode: 最も使われているであろう代表的なLSPクライアント eglot: emacs 29から標準パッケージに入ったLSPクライアント lsp-bridge: こちらの記事 で紹介されているように、「最速」を謳うLSPクライアント 今回紹介する lsp-proxy は lsp-bridge inspired な LSP クライアント。 lsp-bridge 同様に Emacs と language server の通信を仲介して非同期に通信することで高速化を図っている。 私は元々 lsp-bridge を使っていたが、lsp-proxy を試したところ高速だし設定もしやすく使いやすかったので乗り換えた。 lsp-bridge と lsp-proxy の主な違い # lsp-bridge lsp-proxy 仲介サーバー言語 Python Rust 補完UI 独自実装の補完UI capf に関数を登録するだけで補完UIは無し capf (completion-at-point-functions) とは、カーソル位置 (ポイント) で何らかのテキストを補完する際に、どの関数を呼び出すかを定義・管理するための変数である。 ...